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   ご挨拶   

 このたびの第 76 回日本解剖学会九州支部学術集会(令和2年10月24日(土))は、COVID-19の状況を鑑み、感染防止・参加者の安全の確保の観点から、Zoomオンライン・ライブで開催する運びとなりました。

 このような状況の中にも関わらず、皆様のご協力により、本年度は一般演題の13題、2つのパネルディカッションの7題、特別講演の2題のプログラムを組むことができました。皆様の本学術集会へのご高配とご協力に心より感謝申し上げます。一般演題では研究についてご発表とご討議を頂くとともに、「新型コロナウイルス時代の解剖学教育」(肉眼解剖学、組織学)の2つのパネルディスカッションでは、教育に関しても有効な情報・意見の交換の場になればと願っております。また久留米大学医学部・先端イメージング研究センター教授の太田啓介先生に「細胞微小環境の時空間解剖」、鹿児島大学・理事・副学長/ヒトレトロウイルス学共同研究センター長の馬場昌範先生に「新型コロナウイルスに対する抗ウイルス薬について」の特別講演をお願いしております。また今回は15の企業に協賛頂き、学会中だけでなくHPでも研究や解剖学教育に関する協賛企業の情報を閲覧頂けるようにしております。またZoomでのミニ懇親会も設けておりますので、各教室より一言ずつご挨拶いただければ幸いです。

 今回、鹿児島で直接対面での討議をできないことは残念ですが、オンラインのメリットを生かして、有効に研究と教育の情報交換ができる学会になればと願っております。また新しいウィズ・コロナ時代のアカデミアの情報交換のあり方を模索する一端にもなればとも、願っております。ただ今回のZoom開催の準備・運営は、経費の面から業者をいれることなく、事務局長の三井薫准教授を中心に当分野のスタッフだけで行っておりますため、十分に行き届かない点もあるかとも思いますが、何卒ご容赦のほどお願い申し上げます。

 今回の学術集会が、参加者の皆様の情報交換の場として、研究ならびに解剖学の教育の発展につながることを心より願っております。皆様のご協力に、重ねて感謝申し上げます。

 

第76回 九州支部学術集会 大会長
小戝 健一郎

(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 遺伝子治療・再生医学分野 教授)

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